中敷き

中敷きの役割とタイプ/Type of Insole

中敷きの役割には、痛みを減少させ、サポートをし、足と足関節のバイオメカの機能を向上させることなどが挙げられます。

中敷きには主に2種類のタイプがあります。

  1. インソール
  2. 足底板

インソール (フットベッド)(Footbed/Insole)

シューズに入っている中敷き

インソールには通常シューズに付属している中敷き(だいたい100円程度のコストだそうです)

別売りのインソール

ショック吸収や足部の安定性改善など様々な目的のインソールが販売されています。別売りのインソールの多くは、“平均的”な足のサポートを想定されており、その多くでは付属のインソールのサイズに合わせて切り、入れ替えて使用します。

セミカスタムのインソール

セミカスタムメイドのインソール(出来合いのものを加工したりすることで、カスタム化している)もあります。

左:オーブンで熱して加工するタイプ

足底板(オーソティックス)/Orthotics

足底板は基本的にはその人の足型に合わせたカスタマイズした中敷きです。

足底板は、痛みの改善と機能の向上の為にサポートとクッション性を与えることを目的として作られている場合が殆どで、以下の硬さによって3つのタイプがあります。

  1. リジッド (硬い)
  2. セミリジッド (やや硬い)
  3. ソフト (柔らかい)

素材としては、足の動きをコントロールすることを目的としている場合、硬いプラスチックもしくはカーボンファイバーを素材としていることが多く、カスタムフィットを約束する為、理想的な足首の位置で石膏での型取りを行ったり、最近ではデジタルでのスキャニングでデータを取る場合があります。

アメリカでは、整形外科医、足病医、理学療法士などの医療専門職が病態や問題に合わせて処方しています

キャスト(石膏)で足形を取って作成されるオーソティックスは高価ですが、あなたの足専用の装具としてランニング時のストレスの軽減に役立ちます。障害を起こしている原因が足の構造にあった場合、その矯正をしてくれるオーソティクスは、足の「眼鏡」といったところでしょうか。そういった意味では眼科に行って眼鏡を処方してもらうって感じかもしれませんね

リジッドオーソティックス/Rigid Orthotics

セミ・リジッド オーソティックス(Semi Rigid Orthotics)

少しやわらかめの素材と組み合わせて作成しているものもあります