多くのシューズが販売されていますが、それぞれの目的やスポーツのニーズに合わせたものが開発されています。ランニングの為にはランニング専用のシューズを選びましょう。またデザインや色だけで決めるのではなく、ランニングシューズ専門店で、あなたの足とその機能、そしてランニングスタイルに合ったシューズを見つけることが大切です。
横から
横から
上から
裏から(アウトソール)
ランニング用シューズは足部を保護し、安定させながら、エネルギーを効率よく伝達できる様に考えられています。
障害予防の観点からそのサポートレベルによって主に4種類に分けられます
サポートとクッションは両方を取るわけにはいかず、サポート力(安定性がある)が高いとクッション性は減少してしまいます。
その人に合った適切なレベルのサポート力とクッション性のバランスを考えたシューズを専門家のアドバイスを受けながら選びましょう。
ニュートラルシューズとも呼ばれ、衝撃力の吸収を重視しているシューズで、ハイアーチの人や、内側に足部の過剰な動き(回内運動)が見られない人向き。回内の制御をする為の硬い素材を用いたミッドソールを配置していないのが特徴。
足部により高いレベルのサポートの為に更に硬いミッドソールを内側に配して、不安定性・動き(過剰な回内運動)をコントロールするようデザインされているシューズです。衝撃吸収能力はその分少なくなっていることが多いです。偏平足・過回内する足のランナー、向き。あまり日本国内では販売されていません。
クッショニングとモーションコントロールシューズの中間に位置しているシューズ。足部の少~中程度の不安定性を制御する為の硬めのミッドソールを内側に配置しているシューズで、シューズによりサポートレベルが様々です。このタイプは多くのモデルが各メーカーから出されています。
近年の流れとしてランニング障害の予防として、よりナチュラルに走るのが良いのではないかというトレンド(素足によるランニング:Barefoot Running) があり、その流れで素足に近いシューズやつま先と踵の高さが同じで前傾させていないフラットな靴底のシューズ(ゼロ・ドロップ)がポピュラーになってきています。
これらのシューズは踵から接地(ヒールストライク)しない走りを促進(ミッドフットストライク:足の中央部での接地)することで、ヒールストライクをした場合の衝撃(多くのランニング障害の原因と言われている)を1/3~1/5に減少させるといわれている。
シューズとの相性を見たり、足の特徴を判断するビデオや計測器を備えたランニングショップも日本でも増えました。
シューズは目的に合った専用のものであること(例:体育館などのでのターンやジャンプなどの動きを想定したバスケットボールシューズでランニングを長時間行うのはあまり良い考えではありませんね)また、不安定性のある足には安定性の高いシューズを選ぶなど目的に合ったシューズから選択することも重要です
自分の足にあったもの:メーカーによってその元となる形に特徴があります。(例:X社のは幅が狭い、Y社のはトーボックスが広い、など)あなた自身の足の特徴とメーカーの特徴があった場合には足入れをした際にしっくり感じることが多いようです。またフィットしたシューズを見つけてもモデルチェンジをしてしまったら合わなくなった、ということもあります。人によっては同じモデルを買いだめする人もいます
正しいシューズのフィッティングのポイントとっしては以下のものが挙げられます
いつシューズを買い替えたらよいでしょう?以下、そのポイントを挙げておきます。
シューズのケアの仕方としては以下に注意をしてツールとしてのシューズを大事にしましょう
一般的にランニングシューズの寿命は走行距離として500~800㎞だと言われています。「膝が痛い」「足首が痛くなった」 など感じた時はシューズが古すぎないか確認してみましょう