ランニング障害の要因

Factors of Running Injuries and Solution

ランニング障害を引き起こす要因としては以下の内在的要因(その人の持っている要因)と外在的要因(その人の環境・道具など選択できるもの)が挙げられています。

内在的要因

  • バイオメカ・アライメント
  • 筋のバランス
  • 柔軟性
  • 筋力
  • 安定性
  • 過去の障害の有無

外在的要因

  • トレーニング (距離、速度、休養)
  • 用具(シューズ、インソール)(タイプ・使用度合い)
  • 環境・走っている路面(硬い、柔らかすぎ)

過回内(オーバープロネーション)とは

障害を引き起こす内在的要因の一つとして「足部の過回内」という足部の動きが挙げられます。これは簡単にいうと、通常、衝撃吸収する為に足部は回内という内側にアーチが沈み込んでゆく動きをしますが、その動きが大きすぎたり、その期間が長すぎたりすることを指します。

ソファーや布団ののクッションが良すぎて、安定せず、逆に腰などの関節に痛みで出てしまう、といったところでしょうか。

解決方法

  1. 異常な動きの原因を評価により特定する
  2. その原因のうち、改善可能な要因についての改善プログラム作成、実施する
    1. 内的要因:例:筋力をトレーニング等で改善する
    2. 外的要因:例:走っている場所を変える、練習量の軽減、使っている、シューズ・インソールを変更する
  3. プログラムにより特定の身体部位に掛かっている負担を軽減し、機械的非効率を改善、過剰な力を減らし、力の方向を最適化することで、身体に負担の無いフォームでランニングをする